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2021年EWC参戦体制発表!
新ライダーに高橋裕紀を迎えチャンピオンを狙う

11月7日(土)、東京・青山のホンダ本社でF.C.C. TSR Honda Franceの2021年EWC参戦体制発表が行われた。
ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、そして新たに高橋裕紀を迎えたライダーラインナップで世界に挑む。

高橋裕紀は、ロードレース世界選手権GP250(2008年5位)、Moto2で脚光を浴び、その後、全日本ロードレース選手権JSB1000クラス(2018年5位)でも活躍。
最近では、2020年から新設されたカテゴリーの全日本ST1000で新型「CBR1000RR-R Fireblade SP」を駆り、見事初代チャンピオンを獲得している。
耐久レースにおける実績は、鈴鹿8耐での活躍が印象的だ。
2012年には、TOHO Racing with MORIWAKIから出場し、2位を獲得。
その後も、モリワキチームから鈴鹿8耐への参戦を続け、トップ10の常連選手となっている。

今回、高橋をチームに迎えることになったきっかけは、再開予定のル・マンを翌月に控えた2020年7月中旬。TSRの海外ライダーたちがコロナ禍における移動制限に翻弄されるなか、高橋はテストライダーとして新型CBRの開発最終段階を支えた。
そういった縁に高橋の十分な実力や実績が重なり、今回フルシーズンライダーとして世界耐久への参戦が決まった。

F.C.C. TSR Honda Franceで2017-2018年のFIM EWCタイトルを獲得したジョシュ・フック。MotoGPライダーとしても活躍し、2017年からは耐久レースで輝かしいキャリアを積み重ねているマイク・ディ・メリオ。そして、新たに加わる日本人ライダーの高橋裕紀。
3人のライダーたちがチームにどんな変化をもたらすのか――2021シーズンの幕開けが待ち遠しい。

高橋裕紀コメント

『MotoGPにも参戦し、WSBKも経験しました。
ただ、子供の頃から世界チャンピオンになる、という夢は実現が叶わず、今年から仕切り直し、勝負の年でチームも移り、全日本選手権に参戦してきました。 その中で今後、日本人が世界チャンピオンになれる方法を自分なりに考え始めた矢先に、まさかの藤井監督からの言葉をいただきました。
正直最初は悩みましたが、このチームには世界チャンピオンという夢が現実的に見えるところにあり、自分の人生のなかで、最後に努力次第でチャンピオンになれる可能性がある、チャンピオンチームに声をかけてもらった、というライダーとしても非常にうれしく思っています。
他の2人の足を引っ張らないように、チームの世界チャンピオン獲得に貢献できるように、しっかり取り組んでいきたいと思います。』

藤井正和総監督コメント

『高橋裕紀選手の実績も実力もよく分かっているし、今年7月の新型CBR国内最終実機の確認時に、まだまだ煮詰めていく段階にも関わらず、マシンをよく理解してくれた。
その時ピピンと来た、というか縁を感じる、そんな実感を持ちました。
我々の野望である、他がやってないこと、やらないことをやっていこうと決めてますから、世界の東西(日本とヨーロッパ)で相互にレベルを高めていくため、チャンピオンを獲るためには、マシン、チーム、そしてライダーの3つの三角形をバランス良く最大限に大きくしなければならない。 そのためには彼の実力が必要だったこともあります。
毎朝独特の練習をしていることは私も知っています。
これからは、このEWC、1000ccバイクで思い切り走ってもらいますよ!』

【高橋裕紀がF.C.C. TSR Honda Franceに加入。2021 FIM EWCでチャンピオンを狙う】
https://www.tsrjp.com/archives/2209

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2021 FIM世界耐久選手権