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レースへの取り組み

第7章 逆境を乗り越えて

2011年3月11日に起きた東日本大震災。
マグニチュード9を越える揺れと、それまでの想定を越える巨大津波に襲われた東北地方の沿岸部は甚大な被害を受けた。多くの尊い人命が失われ、日本全体が深い悲しみに包まれた。
また、福島第一原発のメルトダウンによる放射能漏れを受け、各地の原発は次々と停止。夏場の電力不足が危惧され列島全体に節電が呼び掛けられた。

鈴鹿8時間耐久ロードレース決勝戦もこの点に配慮し、電力消費量の多い名物のナイトラン(夜間走行)を避け、1時間繰り上げてのスタートに変更された。暑い時間帯の走行が1時間増えることに伴い、これまでのライダー2名体制から3名体制が主流となった。F.C.C. TSRも2009年予選でポールポジジョンを獲った2名の選手に加え、前年の優勝ライダー選手を加えた布陣で挑んだ。

10時30分、決勝の幕が開く。F.C.C. TSRはいきなり2位に浮上、さらに一時はトップを奪うも17週目で転倒し後退。その後のピットインで修理を行い、2時間半経過の時点ではトップとの差が33秒に開くが、驚異の追い上げを見せ、5時間経過時には再びトップに立った。後半は独走状態となり最終的には2位と38秒もの差をつけてトップチェッカーを受けた。2度目の快挙達成の瞬間だ。ライダーからピットスタッフ、観客席で応援していたF.C.C.社員もみな歓喜に踊る。2006年の初優勝から5年、毎年優勝候補の筆頭に上がりながらも勝つことが出来なかった。その悔しさを吹き飛ばす快走は、チームに関わる全員の「続ければ必ず結果は出せる」という思いが一つになったからこそ生まれたのだ。奇跡は再び創り上げられた。

感動で日本を元気にしたい、その強い思いを載せて、来年も、再来年も、未来に向かってF.C.C. TSRは走り続ける。

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