Interview

次世代の製品をゼロから生む喜び

G.A 本社 営業部営業課
2015年入社 国際英語学部卒
PROFILE
新卒で鈴鹿工場の生産管理に配属。3年後、営業部に異動し、さらに4年後ベトナムにGMとして出向。
3年間の海外駐在を経て、2025年より本社営業部営業課に所属。
モビリティ事業に代わる新規事業の開発を目指すFCCにおいて、営業部の若きエースとして日々奮闘中。
文系出身でも世界を舞台に活躍できるロールモデルとしても期待されている。

入社のきっかけ

世界を舞台に活躍する、 大手企業で挑戦したい。

車やバイクには全く興味がありませんでした。(車の免許はAT限定ですし。)大学が愛知県で、自動車業界を希望する友人が多かったこともあり、何となくモビリティ関係の仕事に就きたいとは思っていました。
Uターンするつもりだったので、地元静岡県で探したところ、東証一部上場の大きな会社で、海外展開もしているFCCを見つけて応募しました。売り上げの9割が海外で、海外駐在もしてみたかったのも動機の一つです。
モノづくりの会社なので、文系の自分が入社してやっていけるのか、最初はものすごく不安でした。ただ、たとえば「この椅子ってどうやって作られているんだろう?」と、身の回りのモノづくりの過程に興味があって、そうした好奇心が製造業を志したきっかけの一つになったと思います。

専門外の分野であっても、好奇心を武器に活躍できる場所があります。

仕事のやりがい・面白さ

若手に決裁権を与えられる、 大きく成長できるチャンスがある。

若いうちから大きな裁量をいただけることです。私は入社して6年目の29歳のとき、ベトナム出向を命じられたのですが、GM職(部長職)として赴任しました。それまで日本ではGL(グループリーダー)さえ経験したことがなかったのに、いきなり部下100人の管理職になったのです。
言葉は通じないし、文化も違うし、大変なところに来てしまったなと思いましたが、もともとベトナムは親日派が多く、現地のスタッフにも恵まれて楽しく仕事をさせてもらいました。大学の同期で、他社で働いてる友人に聞いても、若手にそんな大きなチャンスを与える会社はありません。

FCCはクラッチ分野での世界シェアNo.1の実績を誇り、顧客内での知名度が高いので営業活動は非常にやりやすいと感じました。
自動車のEV化が進むなか、「いずれクラッチがなくなるのでは」という声もあります。しかし、実際にベトナムを訪れて街じゅうにバイクがひしめいている様子を目の当たりにして、二輪市場の成長性を肌で実感しました。

特に印象に残っている仕事

信頼を積み重ね、 EV時代への扉を開く

ベトナムでも主力製品であるクラッチを売り込みつつ、同時にEV化を見据えた新しい提案をしていこうと本社から海外の各拠点に通達がありました。FCCがいま注力しているのは、電動モータのアッセンブリ、いわゆる電動パワーユニット(e-Axle)です。我々の新しい提案を現地メーカーに採用いただくために、まずは関連部品の提供を通じて信頼関係を積み重ねながら最終的にモータ販売につなげていく道筋を描きました。その過程では、顧客の課題やニーズを汲み取り、社内とも調整を重ねながら対応しました。単なる製品提案にとどまらず、信頼関係づくりに必要なことを経験できたことが大きな学びとなりました。

また、ベトナムのEVベンチャー企業に対しては地道に足しげく通いつめた結果、電動バイク開発に向けての資本業務提携のきっかけを作ることができました。私が日本に帰任してから、その企業の社長が直々にFCC本社を訪れ、e-Axleの初搭載、さらにコネクテッドサービスの共同開発を推進していくための契約が勝ち取れたときは本当に感慨深い瞬間でした。

職場の雰囲気・チームとの関わり

感謝と傾聴でつながる輪。 教え合いが育てるチーム文化。

これまで、鈴鹿工場、ベトナム、本社と異動しましたが、どの職場も雰囲気のいい環境で働かせていただきました。会話が多く、情報の伝達、共有も早く、コミュニケーションもとりやすいですね。年齢、性別、キャリアに関係なく、言いたいことが言えますが、逆に自分の意見を持っていないと辛くなることもあります。

チームの連携に関しては、避けたい報告や発生しそうなトラブルを早期に処理する「バッドニュースファースト」を全員が意識しています。
そのおかげで、ミスを最小限にとどめることができていると感じます。
私は、人にお願いする機会が多いので、常に相手への感謝の気持ちを大切にし、敬意をもって最後まで傾聴するように心がけています。そうしていると、FCCには「教えたがり」の方が多いので自然と情報が集まり、結果的に良い人間関係のなかで仕事が進められているんだと実感しています。

仕事での成長・学び

立場を越えた視点と質問力で、 仕事の解像度を高める。

ベトナム駐在時、拠点長から「自分の立ち位置より一歩上で物事を見なさい」と言われました。当時の私は営業を推進するGMという立場でしたが、拠点長の目線に立つと俯瞰して経営状況を見ることができ、物事の見方、考え方が変わりました。今までの私なら、上司に言われたことを忠実にやるだけでしたが、上司はなぜこんな指示を出したのか? その真意は何だろう? と相手の立場になって考えると、こういう風にすればもっと良くなるという方向性が見えてきます。自分を守るためではなく、会社が成長するためには何をするべきかを考えて行動するようになったので、少しは成長できたのかなと感じています。

私は文系出身なので、エンジニアの先輩たちとの打ち合わせで、専門的な話に全くついていけないときもあります。そんなときは、「あれはどういう意味ですか? 僕でもわかるように教えてくださいよ」と質問しまくります。モノづくりの知識は仕事を通じて自然と身につきますが、大切なことは質問するための機会をどれだけ自ら作るかだと思います。
聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥です。先輩はみんな優しくて、「そんなことも知らないの?」などと言われることもないので、質問する習慣が自然と身についたのはよかったと思います。

FCCの魅力

エンドユーザー発想で提案し、 驚きと感動を生み出す。

2つあると思います。
1つ目は技術提案力です。二輪用の自動発進クラッチを例に挙げると、クライアントのさらにその先のエンドユーザーがいかにラクに楽しく乗りこなせるかを考えてクラッチを開発、提案をします。開発経緯を聞くと、鳥肌が立つほど細かくて、FCCって本当にすごい!と思います。
2つ目は新規事業です。研究所のスタッフと訪問先で提案すると先方様から「ここまで調べて来られるとはすごいですね。いまお付き合いしているメーカーさんのレベル以上ですよ」と言われることが実に多いです。より付加価値の高い製品を開発しようと、絶対に諦めず、徹底的に追求する技術者魂はFCC長い歴史で受け継がれたDNAなのかもしれません。

モノづくりに掛ける思いが、
お客様を感動させます。

今後の目標

ワクワクを胸に、 海外で新規事業を走らせる。

また海外拠点で業務経験を積みたいですね。これまでの経験を活かして、アジア圏の国でビジネスに携わりたいです。最初のベトナム駐在とはまた違った感覚で物事を見ることができるのではないかと思うとワクワクします。それと、FCCの新たな柱となる新規事業の量産が実現し、軌道に乗るよう、1日でも早く成果を出したいと思います。

世界を舞台に活躍できる環境が、
FCCにはあります。
プライベートの過ごし方
サウナが好きで、近所の銭湯に通い“整う”のが日課です。
近いうちに自然の中で楽しむ天竜・阿多古川のテントサウナにもチャレンジしたいと思っています。
ゴルフも始めたので、休日は妻と打ちっ放しに行くこともあります。実はベトナム駐在時に夫婦でラウンド経験はあるのですが、日本ではまだ未経験。
いつか日本でも夫婦で本コースを回れるようになれたらいいですね。
学生へのメッセージ
古いと言われるかもしれませんが、若いうちの苦労は買ってでもした方がいいと思います。
私も昔言われたときは、ピンときませんでしたが、海外駐在を経験してから実感しました。
苦労して得た知識や経験はその時は辛くても、その後の人生にきっと役立ちます。
また、時間がたっぷりある学生時代に、いろいろな景色を見て、いろいろな体験をしておくといいと思います。私は親に借金してでも海外旅行に行っておくべきでした。 視野もきっと広がりますから。

INTERVIEW

安心して挑戦できる
環境をつくる

M.M
本社 総務部総務課
2017年 新卒入社

文系からの挑戦
感謝と挑戦で世界へ羽ばたく

G.A
渡ケ島工場 製造課 製造2係
2013年入社

最先端の環境で磨く技術、
さらなる高みへ

K.N
生産技術センター 第2技術ブロック ダイカスト設計グループ
2014年 新卒入社

学ぶ姿勢と人間力で仲間を導く
チームを率いるリーダー

A.S
渡ケ島工場 製造課 製造2係
2013年 新卒入社

ライダー目線で挑む、
未来を拓く自動発進技術

T.N
製品技術開発部 DTコンポーネンツ開発ブロック
2019年 新卒入社

異業種の経験で世界に挑む、
壁を越えるクラッチ技術者

S.I
製品技術開発部 DTコンポーネンツ開発ブロック
2015年 中途入社

挑戦の先に、歓びと自分らしさ。
母でも、夢は続く。

W.L
製品技術開発部 MXリサーチブロック
2018年入社

次世代の製品を
ゼロから生む喜び

T.A
新事業開発部 事業探索課
2004年入社

技術者の思考回路を
デジタル化

T.K
基礎技術研究部 生技研究ブロック
2005年入社

FCCをクラッチ以上の
有名な会社にするために

T.I
新事業開発部 事業探索課
2022年 新卒入社

働くお母さんの
生き方を見せたい

M.S
基礎技術研究部
新価値研究ブロック
2004年 新卒入社

文系でも活躍できる
ステージがたくさん

R.N
浜北工場 品質課 浜北品質係
2004年 新卒入社

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