教えてQ&A

クラッチ博士になった二人がいろんな質問に答えます。

F.C.C.の社名の由来は何ですか?
F.C.Cは、昭和14年に(株)不二ライト工業所として設立、昭和18年に不二化学工業(株)に社名変更したよ。 設立当初はベークライト樹脂を主材料としたパーツ用のクラッチ板をはじめ歯車等の合成樹脂製品の圧縮成形を行っていたんだよ。その後、時代とともに現在のようにクラッチに特化してきたことで、社名が業容を適切に表しているとはいえなくなって、昭和59年に現在の社名に変更したんだ。 由来は、それまでの社名の英語表記「Fuji Chemical Co.,Ltd.」と、業容を表す「FUJI CLUTCH COMPANY」、 そして 若さと創造性に溢れた新しい枝葉がスクスクと伸びる企業でありたいという願いを込めた「FRESH&CREATIVE COMPANY」の共通の頭文字から、「F.C.C.」としているんだよ。
F.C.C.は何カ国に拠点を構えてるのですか?
F.C.C.の海外拠点づくりのスタートは1988年のアメリカ。その後、タイ、フィリピン、中国、インドへと展開。息をつく間もなく1995年にイギリスに現地法人を設立、ユーロ市場への足がかりをつくったんだよ。そして1999年、南米はブラジルで生産を開始し、更に2001年にはインドネシア、 2005年にはベトナムへ展開し、世界主要市場をテリトリーとした供給体制を実現したよ。これによってそれぞれの市場に対応するだけじゃなくて、生産技術を高いレベルに保った相互補完システムをも構築し、より強固な供給体制を確立したんだ。いまF.C.C.は海外生産拠点として10ヶ国22ヶ所で世界のニーズに対応した、ハイクオリティ、ローコストな製品づくりをしているんだよ。
クラッチの役割は何ですか?
クラッチは、エンジンとトランスミッション(変速機)の間に取り付けられていて、発進、停止、変速時にエンジンの力をトランスミッションに伝えたり、伝えなかったりする「動力伝達装置」だよ。


何故、摩擦材の開発までも自社でおこなっているのですか?
摩擦材は、クラッチの性能を決める大切な要素で、自動車やバイクの走行感は、摩擦材の性能により大きく左右されるんだ。動いているものをスムーズに止めたり、止まっているものをスムーズに動かす、これが摩擦材の役目なんだよ。
F.C.C.は、この摩擦材までも研究・ 開発・製造しているため、自動車・バイクメーカーの多様なニーズに応じた最適な提案ができるんだ。
F.C.C.独自の技術または製造方式などはありますか?
ズバリ「セグメント方式」!
これは、F.C.C.が開発し特許をもつ独自製法なの。クラッチ生産の効率化と品質の向上に飛躍的な進化をもたらした生産システムだよ。
摩擦板はドーナツのような輪っかになっていて、その輪っかの上に摩擦材を貼りつけるんだけど、従来は1枚の大きな摩擦材を輪の上に置き、張りつける形状に打ち抜いていたんだ。でもね「セグメント方式」では、摩擦材をテープ状にして、それを輪の円周上に等間隔で張りつけるという画期的な方法をとるんだよ。もちろん作業を自動化するための設備も自前で開発しているよ。
セグメント方式の最大の特徴って何ですか?
なんと言っても「摩擦材がムダ無く使えること」だよ。
通常の製造方式では摩擦材を丸く打ち抜くので、丸の内側と外側は捨ててしまい、摩擦材の約15%しか使えないんだ。セグメント方式では摩擦材をテープ状にして貼り付けるので、約60~90%使えるんだよ!捨てる部分は10%位にまで押さえることに成功して、安く作れたり、工場の機械を大きくしなくて済んだんだよ。それで他の会社に対し競争力を更に高めたんだよ。捨てるスクラップ量が減って環境にも優しくなるんだよ。それにね、摩擦材の打ち抜き形状や分割数の変更によって様々な油溝形状の形成ができるから、製品に対する様々な要求性能に柔軟に対応することができるんだ。
F.C.C.が世界に名前を知られるようになったきっかけは何ですか?
それは、「オートバイレース(世界グランプリ)への参戦」ね。
1992年、F.C.C.は世界進出への大きな足がかりとして世界GP(グランプリ)への参戦を決定したの。ヨーロッパやアジアにおいて、そのステータスは四輪を凌ぐほどで、そこでの活躍は企業イメージ及び知名度の向上に直結したんだよ。
そしてチームの活躍もあり、戦歴を繰り返す中、世界中のオートバイファン、関係者の知るところとなったの。
F.C.C.の社員もレースに参加しているんですか?
してるよ。鈴鹿8時間耐久レースにチームの一員として参加できます。といってもレーサーとしてじゃないけどね。F.C.C.では毎年社員より応募者を募って、鈴鹿8耐のF.C.C. TSRレースチームの一員としてレースに参加しているよ。スタッフの一員として給油という大切な仕事を任されることもあるよ。それに、ガソリン使用量の計測やタイヤ交換のサポート、選手のヘルパーなどF.C.C.社員が行うこともあるんだって。
それから、技術研究所っていう所はね、レースという極限のモータースポーツにも耐えうるクラッチを研究・開発しながらチームと一緒にレースに参加しているよ。
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