株主の皆さまへ
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。2023年度第2四半期の事業内容を報告するにあたりまして、ご挨拶申しあげます。
当第2四半期連結累計期間における経済状況は、物価上昇や金融資本市場の変動もあり、先行き不透明な状況で推移しました。自動車業界では、原材料価格の高騰影響が継続しましたが、半導体の供給不足による減産影響は緩和し、生産は回復基調となりました。このような状況の中、当第2四半期連結累計期間の業績は、インドネシアや米国の販売が増加したことや円安の影響もあり、売上収益は1,169億60百万円(前年同期比9.2%増)となりました。営業利益は、原材料価格の高騰影響があったものの、増収効果や円安の影響もあり64億53百万円(前年同期比52.3%増)となりました。税引前四半期利益は89億80百万円(前年同期比56.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は59億77百万円(前年同期比77.1%増)となりました。
中間配当金につきましては、業績等を総合的に勘案し1株当たり30円とさせていただきました。
今後の経営環境は、中長期では、サステナビリティへの意識の高まりやデジタル技術の進展が一層加速することが予想され、「電動化」をはじめとするCASE時代において新たな価値を提供できるよう、会社・事業の変革が求められる状況となっております。
本年を初年度とする第12次中期経営計画の「第二の創業 新しいFCCへ」の事業方針のもと、事業構造の転換と経営基盤の強化を進め、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。
株主の皆様におかれましては、今後ともよろしくご支援を賜りますようお願い申しあげます。
2023年11月

株式会社エフ・シー・シー
代表取締役社長斎藤 善敬