株主の皆さまへ
平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
2024年度の事業内容を報告するにあたりまして、ご挨拶申しあげます。
当連結会計年度の業績は、インドやインドネシアの二輪車用クラッチの販売が増加したことや円安の影響もあり、売上収益は2,566億19百万円(前期比6.8%増)となりました。営業利益は、173億29百万円(前期比14.7%増)、税引前当期利益は200億52百万円(前期比4.6%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は158億59百万円(前期比29.7%増)となりました。
期末配当金につきましては、中期経営計画進捗状況と上場20周年記念を踏まえ、1株当たり101円(普通配当38円 記念配当63円)とさせていただきました。これにより、1株当たりの年間配当金は中間配当金とあわせて202円となります。
今後の経営環境は、中長期では、サステナビリティへの意識の高まりやデジタル技術の進展が一層加速することが予想され、「電動化」をはじめとするCASE時代において新たな価値を提供できるよう、会社・事業の変革が求められる状況となっております。
このような経営環境の中、当社グループは2023年度を初年度とし2025年度が最終年度となる第12次中期経営計画で掲げた「第二の創業 新しいFCCへ」の事業方針のもと、事業構造の転換と経営基盤の強化を進め、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。
株主の皆様におかれましては、今後ともよろしくご支援を賜りますようお願い申しあげます。
2025年6月

株式会社エフ・シー・シー
代表取締役社長斎藤 善敬