佐鳴湖のヨシ刈りに参加しました
11月7日(土)、今年も、当社の本社所在地である浜松市の佐鳴湖南岸でにて、佐鳴湖地域協議会主催のヨシ刈りが行われました!
今年は地元の小・中学生も結構参加し、全体で105名、当社からは過去2番目となるボランティア12名が参加し、暑くもなく、寒くも無く、薄日の穏やかな天候の中、2m以上に成長したヨシを刈り取りました。
集水域での人間活動により、湖に植物の栄養元素であるリンや窒素が連続的に流入し、湖の栄養度があがると、植物性プランクトンが増えすぎ、腐ったり水中の酸素が不足して、水質悪化の原因となります。その、植物の栄養元素を沢山吸収して大きくなったヨシが、枯れて倒れて栄養分がまた湖に戻らないよう、毎年この時期に刈り取ります。今年も刈り取ったヨシは浜松のお茶農家に引き取られ、お茶畑で敷き藁となり、冬は保温、夏は乾燥防止と十分働きながら、腐って天然の肥料となります。参加された製茶業者さんによると、昔から盛んだった三方原台地のお茶を浜松茶としてブランド化したいと頑張っているそうで、佐鳴湖は綺麗に、お茶は美味しく、ヨシを通じて一挙両得の浜松です。
来年も沢山のヨシが生育するように、湖で生長したヨシは、満潮になっても切り口が水に浸からないくらいのひざ下辺りで刈っていきます。8班に別れ、パイロンで分割された持ち場で、鎌でヨシを刈る人、刈ったヨシを束ねる人、結構、皆さん、黙々と、思い思いに作業を進めました。途中、休憩を挟みながらも、岸側からヨシの壁をどんどん刈り取っていって、湖まで到達しビューが開けると、妙な達成感が生まれます。早く終った班は終らない班に回り、予定の区域をほぼ刈り取ることが出来ました。作業が終ると、各班、参加者が感想を発表します。卒論のため、佐鳴湖水質調査にも参加していると言う大学生も、「卒論だけで終らず、来年もまたヨシ刈りに参加します!!!」と言っていました。
参加賞にお茶とタオルとおにぎり2つ、「水辺を愛する会」の皆さんのお振る舞いのトン汁が気持ちよく動かした体に沁み入りました。2tonトラックに山盛り5杯のヨシが来年美味しい浜松茶を作ることでしょう。





