二人とも今日は
しっかりクラッチを勉強しましょうね
クラッチとは、エンジンとトランスミッション(変速機)の間に取り付けられていて、発進、停止、変速時にエンジンの力をトランスミッションに伝えたり遮断したりする役割をする「動力伝達装置」のことです。
それでは「動力伝達装置」=「クラッチ」の機能について説明しましょう。
オートマチック車(AT車)
オートマチック車のようにクラッチペダルのない車もあるけど、実はクラッチはついているんだよ。機械が自動的にクラッチ操作をしてくれているんだ。
クラッチが「つながっている」状態だから、エンジンの力がトランスミッションに伝わり、車輪が回る。
クラッチが「切り離されている」状態だから、エンジンの力がトランスミッションに伝わらない。
エンジンの動力を一時遮断して、ギヤチェンジした後にまたつなぐことで、スムーズな走行を可能にする。
まずは、両手のひらを合わせてみる。
「右腕がエンジン」で「左腕がトランスミッション」
「手のひらがクラッチ」だと思ってください。
手のひらを強く押してください!
すると手のひらが噛み合って滑らない。
右腕を回せば左腕も一緒に回りませんか?
これがクラッチをつないだ状態。
今度は、手のひらを離してください。
これが、クラッチを切った状態。
右腕を動かしても左腕は動きませんよね。
最後に軽く手のひらを合わせてみましょう。
摩擦力が弱くて、右腕を動かしても、
左腕に力が伝わらない、滑った状態になりますね。
これが「半クラッチ」。


摩擦クラッチには「湿式」と「乾式」があります。
上の動作をオイルの中でやる場合が「湿式」、空気中でやる場合が「乾式」です。空気中でやると摩擦熱で手が熱くなりますが、オイルの中だとオイル自体が冷却機能を果たしますから熱をもちにくいというわけです。
使われる条件では壊れて
飛び散ったりする危険のないこと。
ペダル・レバー力が軽く、
操作が容易なこと。
接続がスムーズで、振動がないこと。
動力の伝達・遮断が確実に行われること。
規定回数繰り返し使用しても壊れないこと、
耐熱性・耐摩耗性に優れていること。
クラッチの性能により、
変速(ギヤチェンジ)が容易になること。