オフィシャルレース情報サイト

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F.C.C. TSR Honda France 2022鈴鹿8耐
決勝レース〜苦難の道を乗り越え、10位フィニッシュ!

8月7日(日)決勝日は、早朝こそ雲が広がっていたが、その後気温は上昇を続け、真夏の祭典らしく熱いレースとなった。

決勝スタートでは、スタートライダーのジョシュ・フックがマシンに駆け寄り、抜群のダッシュを見せた。
その後、マイクの最初のスティントでリアブレーキ交換を行ったことから19位あたりまで大きく順位を落としたが、再びジョシュの懸命な走りで13位まで回復するという展開となった。

レースの折り返し頃に、グリッド上での作業に対するペナルティやサイレンサー交換などのメカトラブルなどでタイムロスしてしまう。その中でも2名体制のジョシュとマイクが健闘し、夕暮れが迫る中、2分10秒〜11秒のペースで周回を刻んでゆく。

ジョシュの最後となるスティントでは、抱えられながらマシンから離れるところまで疲労困憊しながらマイクへと最後のバトンタッチ。最終盤にセーフティカーが介入するなど、波乱万丈のレースは、9位まで回復した順位を一つ落とした10位でフィニッシュとなった。

この結果、チャンピオンシップ順は2位のままだが、トップとの差は23へと広がることになった。

ジョシュ・フック

『私たちやチーム全体にとって、この数日間はとても厳しいものでした。まず最初に、私たちの思いと祈りがジーノのもとにあることを申し上げたいと思います。この大変な時期に、我々は彼のことを思っている。そしてレースはというと、とてもとても難しいものだった。ライダーが2人しかいないということは、それだけ体力的に厳しいということでもあり、今日は思うような力を発揮できなかった。でも今日の結果は、間違いなく僕らにできる最高のものだった。それは、決して良いとは言えないが、誰もが私たちが集中しなければならないことを知っている。チャンピオンシップについてはボルドールで勝負だ。そのためには、さらにハードワークをしなければならないし、マシンの内部もそしてマシン自体も修正しなければならないと思う。もちろん今日の結果には満足していない。でもマイクも僕も100%の力を出し切ったし、これが現時点で求められるすべてなんだ。しかし、この週末は忘れられないものになった。いつものようにハードワークしてくれたチームのみんなに感謝している。ありがとうございました』

マイク・ディメリオ

『ジーノの状態がわからないので複雑な気持ちだけど、レースを始めるにはメンタル的に非常に厳しい状況だったね。バイクが複雑だったこともあるのだろうか、失敗もたくさんしたよ。今回は24時間仕様のマシンなので絶対的なパワーが足りず、ペースをキープするのも大変だった。スタートはとてもうまくいって何とか5位をキープすることができたので、このままいけると思ったけど、その後いろいろな問題が出てきたんだ。リアブレーキとサイレンサーの2回のトラブル、グリッド上で発電機を2基あったためのピットストップペナルティで時間を大きくロスしてしまい、最終的に10位というのが精一杯だった。チャンピオンシップのためのポイントを思ったように得られなかったんだ。でも、まだ終わってはいない。次のボルドールで巻き返してシーズンを終わりたいね』

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