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FCC CROSS TALK
上司×部下
座談会
渡ヶ島工場技術課
![Y.M](../images/people/crosstalk_02/member03.jpg)
Y.M
渡ヶ島工場 技術課
技術グループ
大阪府泉南郡出身 会津大学
コンピュータ理工学部 コンピュータ理工学科
工場の改善支援業務に携わる。
マイクロコンピュータや情報処理の分野に明るく、入社1年目から即戦力として活躍中。
趣味はバイク。
![H.O](../images/people/crosstalk_02/member02.jpg)
H.O
渡ヶ島工場 技術課
技術グループ グループリーダー
静岡県湖西市出身 工学部電子工学課
本社企画部生産企画課で複数の国内・海外工場の生産性改善支援を担当。
2022年7月から現職。
新人Y・Mさんの直属の上司。
趣味はスキーとピアノ。
![H.K](../images/people/crosstalk_02/member01.jpg)
H.K
渡ヶ島工場 技術課
技師
静岡県浜松市出身 工学部機械工学科
工場でMTクラッチ、ATクラッチの
新機種立上げに携わる。
品質課ではインドネシア駐在も経験。
Y・Mさんが入社した当時の課長。
趣味は散歩。
1年目から責任ある仕事を
任されるので
早くからやりがいと達成感を
得られる
![トーク画像](../images/people/crosstalk_02/talk-img01.jpg)
初日から課長に話しかけられて
張り詰めていた緊張感がほぐれた
研修期間を終えて、初めて渡ヶ島工場に来たときはどう感じましたか?
思っていたよりピリピリしていなくて、ホッとしました。みなさんがパソコンに向かって仕事に集中し、話しかけられない雰囲気なのかなと想像していたので。初日はとても緊張していたのですが、最初に声をかけてくださったのがH・Kさんでした。「今日からウチに来てくれるY・M君だよね、よろしく!」って。
とても気さくで話しやすい先輩だなぁと思っていたら、課長さんだと後で知ってびっくりしました。
もっと偉そうに接した方がよかったかなぁ(笑)。
その後も、H・Kさんがちょくちょく現場に来て声をかけてくださって、とても安心しました。「頑張ってるね。ケガをしないようにね」と言ってもらえるだけで嬉しかったです。
FCCは、どの部署も新入社員の面倒見がいいんです。それは昔も今も変わりません。
確かに。社会に出ていきなり現場で8時間の仕事は疲れますよね。今まで同じ年頃の仲間とワイワイ過ごしてきて、入社して自分の両親と同じ年ぐらいの先輩社員たちとコミュニケーションをとるのも大変ですし。
そういえば、こないだ工場長にも話しかけられてたよね?
そうなんですよ。
「最近バイクに乗ってる? 今度一緒にツーリングに行こうよ」と誘っていただきました。趣味の話がきっかけで、工場長とも話しやすくなりました。
先輩から見て、Y・Mさんの仕事ぶりはいかがですか?
Y・M君まだ入社して間もないのに、自分で考えて、あれをやってみよう、これもやってみようと前のめりに取り組んでくれる姿勢に好感が持てます。ITにもめっぽう強いし、理路整然とした説明もできる。
私が新人の頃は、人前で流暢に話せませんでした。
焦らず一歩一歩着実に成長していってくれればいいと思っていましたが、Y・M君に関しては何も心配いらないので、自分で課題を見つけてどんどんトライしてほしいですね。
最初はわからないことだらけで不安でした。社会人って一体どんな感じなんだろう?って。
とにかく、いろいろな人に話しかけてみようと思いました。たくさんの人と話してみれば、なんとかなるんじゃないかと。皆さん気さくで話しかけやすい雰囲気も作ってくださるので、とてもありがたいです。
![トーク画像](../images/people/crosstalk_02/talk-img02.jpg)
![トーク画像](../images/people/crosstalk_02/talk-img03.jpg)
職場の雰囲気以外に、どんなところにFCCの魅力がありますか?
残業が少なくて、休日もとりやすい。つまりワークライフバランスが確立されていることではないでしょうか。
そうですね。Y・M君が入社して初めての有給休暇を2日連続で取った時に、おぉ、連休するのか、やっぱり大物だなぁって。
全然いいんだけどね(笑)。
遠距離恋愛している彼女に逢いに行ったと聞いて、その優しさと行動力がY・M君らしいなと思いました。
福利厚生が充実していて、働きやすい職場環境とやさしい上司に恵まれているからこそ、仕事もプライベートも充実しているんだと思います。
最近は、男性社員の育児休暇取得率も30%を超えたそうで、働き方に対する意識が会社も社員もかなり変わってきましたね。
「コイの餌やり機」を開発し
一躍社内の有名人に!
Y・Mさんが入社して半年。印象的なエピソードはありますか?
Y・M君に最初に出した課題が、工場内の池で飼っている大きなコイに自動で餌をあげられる装置でした。
今まで、近所に住む管理職が交代で当番をしていて、夏季休暇や年末年始にわざわざ出社するのが面倒で(笑)。
最初に聞いたときは、あれ、FCCってこんなこともやるのか。思っていた仕事内容とかなり違うなぁと思いました(笑)。
大学時代にラズパイを触っていたと聞き、ひょっとしてできるんじゃないかって思って任せました。
自動餌やり機はネットなら8万円位で売っていますが、できるだけ自社にある材料を使って、オリジナルの製品を作ってもらいたくて。
実は、このミッションには2つの狙いがありました。まずは任せてみて、試行錯誤しながら自力でやり遂げることで、若いうちからやりがいや達成感を味わってほしいこと。もう一つは、コミュニケーション能力を養ってほしいこと。どんな工具が会社のどこにあるのか、作業の段取りはどうすればいいのかなど、わからないことは人に聞かざるを得ないから、人間関係が自然と構築されていくという訳です。
無茶振りしたから、できなくてもいいと思っていたら、わずか2週間で完璧に仕上げましたからね。やるじゃん!って驚きましたよ。
![トーク画像](../images/people/crosstalk_02/talk-img04.jpg)
![トーク画像](../images/people/crosstalk_02/talk-img05.jpg)
初めて任された仕事はどうでしたか?
すごく楽しかったし、達成感がありました。僕は大学時代にソフトしか学んでいなかったので、ハードに関する知識が少ないんです。
箱は何を使い、モーターや電気配線はどうすればいいのか、パイプのカットは直径何センチぐらいがベストか?そんなことを複数の先輩に教えていただきながら、なんとか仕上げることができました。見積りの取り方や発注の仕方、伝票の書き方など、モノの作り方と同時にコトの進め方も覚えられたので、よかったと思います。
一石二鳥どころか三鳥、四鳥ぐらい、自分のスキルが一気に上がりました。
季節ごと、時間ごとに餌が自動に撒かれるおかげで、みんな楽になったと思うよ。よく頑張ったね。
ありがとうございます。この装置を社内ブログにあげたら、たくさんの「いいね!」が返ってきました。たまに本社や生産技術センターに行くと、「コイの餌やり機のY・M君だ!」って、いろいろな人に声をかけていただいて、びっくりしました(笑)。
そこから会話が生まれて、仲良くなった先輩もいます。
私が前にいた部署の仲間からも言われたよ。なんか面白いことをやっている新卒の子がいるみたいだねって。
自分だけの力ではとても無理だったと思います。自分で考えて、わからないことを先輩に聞いて、的確なアドバイスをもらえたおかげで完成させることができました。これからの仕事に活かせる貴重な経験だったと思います。
工場のデジタル化は
内製にこだわる社員の負担を軽減する
日々の業務の中で、課題や不安はありますか?
デジタルの技術は日々進歩していますが、私達より上の世代はデジタルのスキルを新たに身につけるって大変で、自発的に取り組もうって人は少ないと感じています。そこで、Y・M君のようなITに明るい人材がもっと入ってきて、年長者を巻き込んでくれれば変わっていくきっかけになるかなと。デジタルでこんなことができるんだ、自分も勉強したらできるようになるかもしれないという意識改革につながったらいいですね。
工場全体に言えることですが、社員の高齢化が進むと、体力的にもしんどくなって生産性が落ちていきます。
私たち技術課では、デジタル技術を活用して社員の労働負担を軽減したり、作業効率を高めたりする手法やツールの開発を行っています。
日々、トライ&エラーを繰り返して、学びながら開発しています。高度な技術が必要な機械やソフトなど、外注しなければいけない部分もありますが、自分たちでプログラミングしてアルゴリズムを考えたり、可能な限り内製化するようにしています。大学で学んだことを直接活かすことができるので、やりがいがあります。
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新事業という話が出ましたが、みなさんはどう考えていますか?
100年に一度の大変革期と言われているので、不安も期待もあります。
私達のチームは、IT技術で事業活動を加速化させていく仕事がメインで、何か新しい価値として世に提供できる技術を工場からも生み出せないかと常に意識しながら働いています。世の中にない価値あるもので、こんなモノがあったらいいなぁって、いろいろ思いつくのですが、調べたら大体すでに存在してる(笑)。なので、もっと違うものや上を行くものはできないかと日々考えています。
ただ、みんなとアイデアを出し合いながら挑戦していくプロセスは苦しいけれど、楽しいですよ。
いま新事業部を中心に、クラッチに続く世界に求められるモノ・コトづくりに取り組んでいますが、まだ量産できる段階ではありません。では、工場で働く我々はどうすべきか?量産になったときに、いかに体制を整えておけるかが大切だと思います。そのためにはデジタル化が欠かせません。工場はまだデジタイゼーションのレベルなので、早急にアップデートしてきたいですね。
最後に、今後のそれぞれの目標を聞かせてください。
私はまだグループリーダーを任されたばかりなので、みんなが今まで以上に楽しく、働きやすい環境を整えていきたいと思っています。昔はH・Kさんや私みたいな機械系出身が多かったけれど、今はY・M君のようにAIや深層学習を学んだ人がいるように、新入社員も多様化してきました。機械系、化学系、情報系など、多様な人材が自分たちでアイデアを出し合いながら、工場の新しい価値を創出していけたらいいですね。
僕は今でも十分働きやすい環境をいただいているので、これからも自分からどんどんアプローチしていきたいです。1年目なので失敗を恐れず、いろんなことに挑戦して、貪欲に技術を吸収したいですね。社員なら誰でも新事業のアイデアを提案できる「Fチャレ」にもエントリーしたので、採用されるようにがんばります。
工場としても、受け身ではなく、何かしら新事業に貢献したいですね。そのためにも、みんなが意見交換しやすい雰囲気をつくってあげるのが僕の使命だと思っています。H・O君は、若手社員を育成しつつ、これから工場を背負っていくリーダーになってほしいと期待しています。
Y・M君には、デジタル化の要になって、次代のFCCになくてはならない存在になってほしいですね。
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