FCC 株式会社 エフ・シー・シー

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クラッチ製造で磨き上げたテクノロジーを多角的に応用し、社会に価値を提供し続けます。

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軽量・コンパクト・高精度
アルミダイカスト

精密アルミ鋳造

鉄よりも軽く、熱伝導率の高いアルミを金型に注入して成形する「ダイカスト法」は、短時間成形が可能で、量産におけるコストパフォーマンスにすぐれた鋳造方法です。

製品不良の発生を抑えるために、クラッチ製造技術で培った独自製法の開発、CAE解析などを実施。高品質・軽量化・工期短縮・コスト低減に取り組んでいます。

また、鋳造工程は気温や湿度などに影響を受けやすいため、今後はスマートファクトリー化を進め、IoTやAIを駆使して、高効率、高精度化した生産環境を目指します。

FCC独自の算出方法で押込み量を設定する局部加圧法(スクイズ)や、指向性凝固の特性を活かしたセンターゲート方案(3枚金型)により、大型深物や肉厚部品の高品質精度要求に対応できます。

DISTRIBUTOR

設備t数
350t
材質
ADC12
製法
HPDC+スライド

HOUSING(SINGLE CLUTCH)

設備t数
350t
材質
ADC10相当
製法
HPDC+局部加圧(スクイズ)

HOUSING(TRIPLE CLUTCH)

設備t数
800t
材質
ADC10相当
製法
HPDC+センターゲート

私たちの強み

小径刃具深溝直彫り加工

材質:SKD61(HRC46)

設備:YASDA YBM950V

刃物:R0.5×30×30’

切削鏡面加工

材質:SKD11(HRC58)

設備:YASDA Vi40

刃物:CBN+PCD

面粗度:Ra0.02

一貫内製による確かな品質保証

設計(3D設計によるLT短縮)→解析(実質誤差10%以下)→製作(高精度加工)→測定(高精度測定)→TRY(鋳造データを集積し、AI解析実施)→分析(真の原因追求・フィードバック)まで全て自社で行う一貫体制を整えています。

高い解析力で不良品ゼロへ

流動・凝固・変形のシミュレーションをALL IN ONEで実施することで、各解析の相関が高くなります。また、高精度な解析により、実質乖離10%以下を実現します。
さらに、CTスキャナーによる内部鋳巣測定、走査電子顕微鏡による組織観察を実施。効率的な品質改良を可能にし、不良品ゼロを目指します。

流動解析

凝固解析

変形解析(変形量)

変形解析(金型応力)

薄肉鋳造を実現するダイカスト技術

CAE解析と金型温調技術を駆使し、高圧ダイカスト技術を極限まで活かすことでアルミの薄肉化を実現。
肉厚0.6mmの極限まで薄くすることが可能に。抜き勾配0°も達成し、軽量化・省スペース化・コスト低減に貢献します。

クラッチ製造で培った独自製法

FCC独自の算出方法で押込み量を設定する局部加圧法や、指向性凝固の特性を活かしたセンターゲート方案により、大型深物や肉厚部品の高品質精度要求に対応できます。

SINGLE CLUTCH

TRIPLE CLUTCH

抄紙技術・接合技術と組み合わせ
付加価値の高いアルミ製品を提供

ケミカルとメカトロニクスを両立するFCCだからこそ、抄紙技術と接合技術の融合が可能となり、これまでにない、付加価値の高いアルミ製品を提供することができます。

海外での生産対応が可能

アジア、北米、中国にも拠点を持ち、グローバルに展開するFCC。
海外工場にも日本と同じ生産設備、開発技術を保有しているので、現地のサプライチェーンに高品質な製品をタイムリーに供給することができます。

展示会出展製品

次世代自動車をはじめ、OA機器、家電用品、建築の構造部材などに使用できるアルミ製品を開発しています。
電動化需要増を背景として、軽量・熱マネジメント・EMC対策をキーワードに、冷却効率に焦点を当てたヒートシンクなどの薄肉精密アルミダイカスト製品を開発しました。

薄肉ダイカスト製品の開発

軽量化と冷却効率向上の両立を図るために開発しました。

ハニカム構造を採用し、強度を併せ持っています。ハニカムの高さは10mm、ケース肉厚0.6mmと弊社では最も薄い鋳造品で、ケース内外壁の抜き勾配0°を実現しました。

使用する高熱伝導合金HT-1は、コンピュータやゲーム機など、放熱特性が要求される部品に最適。ダイカスト用合金の中でも最高クラスの流動性を有し、薄肉部分にも湯が回るのが特徴です。

材質
HT-1
サイズ
W142 × D140 × H60(mm)
ハニカム高さ 10(mm)

薄肉ダイカスト製品のメリット

軽量化

冷却効率の向上

熱伝達時間短縮と表面積UP

コア技術(電波吸収紙など)との
複合提案が可能

ピン型水冷ヒートシンク

冷却効率向上を図るダイカスト製品として開発しました。

湯流れ解析シミュレーションを基に、独自ゲート方案を設定。表面積が広くなるようなピン形状を成形することで、高効率で複雑水路にも設定可能な設計自由度の高い製品を実現しました。

材質
ADC12
サイズ
W210 × D60 × H20(mm)
ピン径:先端φ2.9〜φ3.2

ピン型水冷ヒートシンク製品の
メリット

冷却効率の向上

ピン形状による表面積UP

設計の自由度が高い

狭いスペースへの配置が可能

コア技術(電波吸収紙など)との
複合提案が可能

バッテリーモジュールの構造部材
ハニカム構造をバッテリーやインバーターなどのケース類の構造部材として適用することで、軽量かつ高強度な製品を提供できます。
交換式リチウムイオンバッテリーケース
交換式リチウムイオンバッテリーとして適用することで、薄肉化による軽量且つクラッシャブルゾーンの強度向上に貢献でき、一体製作できることで、製品の部品点数削減にも貢献可能です。
コンパクトなECUケースなど
ECU、PCUケース類として適用することで、放熱性、電磁波遮蔽性に貢献でき、かつ軽量一体製作できるので、製品の部品点数削減にも貢献できます。
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