先輩の声

技術者の思考回路をデジタル化 技術研究所 基礎技術研究部 生技研究ブロック 新製法研究グループ T.K

FCC
Interview
#04

T.K

技術研究所 基礎技術研究部 生技研究ブロック 新製法研究グループ
2005年入社

いままでのFCC。
これからの技術。

大手バイクメーカーに勤めている父親に「他社にはない、独自の高い技術を持っている」と聞いたのが、私がFCCへの入社を決めたポイントでした。 ちょうどそのころは東証一部に上場したタイミングで、業績も伸びていて、企業として安定していたことも大きかったですね。 それから15年経ちましたが、最近のFCCは変わりつつあります。以前は、クライアントがいて、量産が目の前にあり、それをどう安定してつくるか、つまりクラッチ生産に特化して技術を追求していましたが、いまは次世代に向けた研究を意欲的に推進しています。

新しいことを始めるには、まずは過去に蓄積した知識やノウハウを体系的に“まとめ”ておくことが必要ですよね。私の仕事はまさにそれ。FCCで働く人たちが持つ知識や技術のデジタル化に取り組んでいます。

リアルボイス

大学では化学を専攻してました。
関係なさそうですが、
学んだ知識が役立つシーンがあります。

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先輩画像
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“感覚”をデジタル化
することで、
技術は次のステージへ

わかりやすく言い換えるなら「“人の考え方”を見える化」すること。たとえば「溶接」という分野ならば、まずはそれに関わる技術や理論などをキーワードにして、とにかく大量に書き出していく。そうするとそれぞれのキーワードに相関関係が生まれますよね。誰と誰がつながっているのか、壮大な家系図をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

溶接に長けた技術者の頭の中には、その相関図がすでにあるわけです。 そしてトラブルが発生したら、彼らは経験から重要視すべきファクターとそうでないファクターを感覚的にわかっている。 デジタル化とは、その“感覚”を数値に落とし込む作業です。これが実現すれば、やがては今まで人にしかできなかった部分を機械に任せて、我々はさらに次のステージへと技術を進められるでしょう。 今はまだ初期段階ですが、これは「紙のき方」や「研究のしかた」など、様々な分野に応用し、活用していけると思っています。

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リアルボイス

ゴールや正解が
わからないのは大変ですが、
それがやりがいでもあります。

“次世代をつくる”という
意識と成功体験が、
大きなモチベーション

今の仕事もそうですが、研究開発、つまりひとつの新しいモノを生み出す仕事は、非常に時間がかかります。 私が入社して最初に長期で携わったのは、触媒の新規開発プロジェクト。途中、役員への報告会で根本的な部分について指摘を受け、チーム全員で一からやり直すような失敗もありつつ、4年ほどかけてやっと量産までこぎつけました。

その次には、クラッチに貼る新しい摩擦材の開発。リング状になっている摩擦材の歩留まりを改善する方法を、やはり4、5年かけて研究し、ようやく量産化されました。

だからこそ、達成感も人一倍。これらの成功体験は大きなやりがいになっています。今の仕事も数年かかるでしょうが、いずれは次世代のFCCの柱となる技術を生み出すことを目指して、日々モチベーション高く取り組んでいます。

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リアルボイス

チームで仕事を進めるので、
いつも心強い仲間が身近にいて、
失敗してもフォローし合える
環境です。

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就活生へヒトコト

日本もふくめて、これからのFCCはまちがいなく若い人たちの手にかかっているので、いろいろな意見、考え方を持って、どんどん新しいことにチャレンジしてほしいです。

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