先輩の声


FCC
Interview#07
M.S
技術研究所 基礎技術研究部
新価値研究ブロック
グループリーダー
2004年 新卒入社
静岡県浜松市出身
静岡大学 工学部 物質工学科
入社後、品質課に配属されたが、自ら担当を持ちたいと志願し量産品担当へ。結婚、出産を経て研究所に異動し、摩擦材の基礎研究に取り組む。2020年に新価値研究ブロックに配属され、翌年グループリーダーに抜擢。仕事と家事・子育てを両立する女性社員のロールモデルとして活躍中。
男性社員のように
担当を持ってみたいと上司に相談
大学時代は、化学を専攻していました。大学内で開催された会社説明会で初めてFCCを知りました。地元浜松の企業で、会社の雰囲気が良さそうだったこと、自社一貫体制のものづくりをしていることが入社の決め手になりました。
当時は、新入社員全員が1年間現場実習を経験した上で、正式配属先が決まるという流れで、私は品質課の庶務に正式配属されました。庶務として働いていく中で、同じ品質課でも、量産部品や新機種の担当を持って現場や取引先などを忙しく動き回っている男性社員の姿がキラキラ見えてしまって…。私も同じように働いてみたいなという思いが強くなっていきました。
そんなとき、当時の上司から「仕事どう?」って聞かれて、生意気にも「担当を持ってみたいです」と正直に伝えました。すると、本当に担当を持たせてくれたんです。そのときは本当に嬉しくて、自分から言ったんだからしっかり頑張らなきゃと思いましたね。いろいろと苦労はありましたが、上司や先輩方、現場のみなさんのフォローもあり、何とか乗り越えることができました。


結婚、出産、育休を経て
時短勤務から徐々に職場復帰
入社して4年目に同じ会社の男性と結婚し、翌々年に長女を出産しました。1年半の育休をもらってから職場復帰し、9:00〜16:00の時短勤務を始めました。他社だと、時短勤務でも残業があったり、出張があったりするそうですが、FCCの時短勤務は100%残業なし、出張なしです。ただし、自分で希望し、かつスキルアップにつながる場合は出張も可能です。復帰して1年後に研究所に異動し、勤務時間もフルタイムに戻しました。
その後、次女が生まれたのですが、長女のときと同じように育休を取り、時短勤務を経て、フルタイムに戻しています。FCCが働くお母さんにやさしいと感じるのは、家庭の都合に合わせて臨機応変に配慮していただけること。以前、部署全体が忙しい時期だったにも関わらず、次女が小学校に入学する時期だったので、1か月ほど時短勤務を取得したいとお願いしたんです。すると上司から、「1か月だけで大丈夫? 何かあったら相談してね」と言われました。また、「今月残業できる日ってある?」「出張に行っても本当に大丈夫?」などと常に気を遣ってくれます。子育てを優先したい人は時短勤務できるし、子育てしながらでもフルタイムで働きたい人にはサポートを惜しまない。これは、私のいる部署だけでなく、全社的にある風土です。こんな風に、家庭を持つ女性がしなやかに働けるのもFCCの魅力の一つですね。
長女のひと言に救われて
ますますモチベーションが上がった
子どもを保育園に預けてまで働く道を選んだのですから、恥ずかしくない生き方を見せなくちゃと思っていました。寂しい思いもさせてきただろうなと、申し訳ない気持ちもありました。でも、長女が4年生のときの「2分の1成人式」で、「大きくなったらお母さんと同じ会社で働きたいです」って発表してくれたんです。恥ずかしいと思う反面とても嬉しくて、自分の生き方が間違っていなかったんだと安心しました。
私がこうして働けているのは、家族の理解と協力があってこそ。家族への感謝の気持ちを忘れずに、これからも頑張ろうと思っています。今はちょうどいいワークライフバランスで働けていますね。


みんなが働きやすい
職場環境づくりをしたい
私が所属する「新価値研究」は、新事業の種まきをする部署にあたります。FCCがこれまでクラッチ製造で培ってきたコア技術を違う分野に転換しつつ、新しい技術を追加して、新たな価値を生み出すという仕事にやりがいを感じています。ケミカル、機械、電気、紙、アルミなど、いろいろな分野のプロフェッショナルと話すのは楽しくて、刺激になります。
今は会社がクラッチ事業で培ってきた技術と売上を私たちの部署に投資してもらっている状態です。まだ手探り状態ですが、前向きに色々と試しながら、新事業に繋がる成果を出せるよう取り組んでいます。
2021年からグループリーダーに就任しましたが、私は管理職というよりも、プレイングマネージャーという立場にあります。自身の研究テーマに取り組みつつ、みんなが能力を発揮し働きやすい環境を整えるのが自分の役割だと思っています。そのため、何でも相談してもらえる雰囲気づくりを心がけ、若い社員のお母さん的な存在でありたいと思っています。
仕事とプライベートのバランスを大切に
後悔のない働き方をしてほしい
FCCには、限られた時間の中で優れたパフォーマンスを発揮して、キラキラと輝いている女性社員がたくさんいます。仕事と子育てを両立するためには、家族の理解が必要不可欠です。家族の理解を得られないまま、無理して働くことはないと思います。私は今までも、そしてこれからも仕事と家庭のバランスを大切にして、働いていくつもりです。
どんな働き方を選んだとしても、「もっと仕事をしたいけど、時短勤務すべきかな」「家族に迷惑をかけるけど、今は仕事をしたい」などと、必ず葛藤が付きまといます。辛いときは一人で抱え込まずに、まわりに愚痴をこぼしたっていいんですよ。私もこの先、親の介護がいつ始まるかもわかりません。子どもたちもいずれ巣立って行くでしょう。その時々の状況に合わせて無理しないことが長く、楽しく働ける秘訣ではないでしょうか。どうか、後悔しない働き方を自分自身で見つけてください。会社に前例がなくても、あなたの働きやすい制度をつくってくれる、それがFCCの良さだと思います。

Interview

子どもたちに、働くお母さんとして
恥ずかしくない生き方を見せたい
技術研究所 基礎技術研究部
新価値研究ブロック グループリーダー
M.S
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技術者の思考回路を
デジタル化
技術研究所 基礎技術研究部
生技研究ブロック 新製法研究グループ
T.K
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FCCをクラッチ以上の
有名な会社にするために
新事業開発部
技術課
T.I
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自分が考案した新事業を通して、
ケミカルの可能性を地域に普及させたい
新事業開発部 企画課
M.O
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次世代の製品を
ゼロから生むよろこび
新事業開発部
企画課 企画グループ
T.A
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未来へ向かう
成長機会をくれる
生産技術センター
製作ブロック 試作推進グループ
S.F
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文系でも活躍できる
ステージがたくさん
浜北工場 品質課
浜北品質係 係長
R.N
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